■ データ処理(データ形式とレタッチ)・・・続き
・RAWデータ
−RAWデータの構造
Rawは、「生」「未加工」を意味する英単語であり、RAW画像は完成状態にされていない画像データのことです。
かつてはいわゆるベタ画像のことを指すこともありましたが、2000年代に入ってからはデジタルカメラやイメージスキャナ等における「未現像」データのことを指す場合が多くなりました。ではRAWデータとはどんなデータなのか、その構造と仕組みを解説します。
RAWデータの構造を説明する前に、実際に光をデータに変える装置、イメージセンサについて簡単に説明しておく必要があります。
それは、イメージセンサは光の強さを感知できますが、その光が何色かの判別ができない、ということです。基本的に色というのは、光の三原色であるRGBそれぞれのバランスで構成されているが、イメージセンサはRGBのバランスは理解できず、明るさのみが判るです。イメージセンサが明るさしか理解できないとしたら、一体どのようにして色を作るのでしょうか? いくら優秀な頭脳をもってしても、色の情報のないデータから正しい色を再現することは不可能です。 そこで仮に、1つの画素にR(もしくはGかB)の光だけを当てたらどうなるでしょうか?
その画素が感じた光の強さをそのままRの値として用いることができるでしょう。
同様に、別の画素を用いてGやBの光の強さも、それぞれ測ることができれば、RGBがすべて揃い、色を表現できるようになるわけです。
実際のイメージセンサの各画素には、表面にセロファンのようなカラーフィルタが取り付けられていて、画素ごとにRGBを感じ取れるようになっています。
現在普及しているイメージセンサは、左図のような配列をしているものがほとんどで、このような配列をBayer(ベイヤー)配列と呼んでいます。
見て判るように、画素1つにつき1色しか取れないため、このRGBが並んだBayer配列から、色を正確に再現し、人間の目に見える画像にしなくてはなりません。その処理こそが「現像」処理です。
・RAWデータ
−RAWデータの構造
Rawは、「生」「未加工」を意味する英単語であり、RAW画像は完成状態にされていない画像データのことです。
かつてはいわゆるベタ画像のことを指すこともありましたが、2000年代に入ってからはデジタルカメラやイメージスキャナ等における「未現像」データのことを指す場合が多くなりました。ではRAWデータとはどんなデータなのか、その構造と仕組みを解説します。
RAWデータの構造を説明する前に、実際に光をデータに変える装置、イメージセンサについて簡単に説明しておく必要があります。
それは、イメージセンサは光の強さを感知できますが、その光が何色かの判別ができない、ということです。基本的に色というのは、光の三原色であるRGBそれぞれのバランスで構成されているが、イメージセンサはRGBのバランスは理解できず、明るさのみが判るです。イメージセンサが明るさしか理解できないとしたら、一体どのようにして色を作るのでしょうか? いくら優秀な頭脳をもってしても、色の情報のないデータから正しい色を再現することは不可能です。 そこで仮に、1つの画素にR(もしくはGかB)の光だけを当てたらどうなるでしょうか?
その画素が感じた光の強さをそのままRの値として用いることができるでしょう。
同様に、別の画素を用いてGやBの光の強さも、それぞれ測ることができれば、RGBがすべて揃い、色を表現できるようになるわけです。
実際のイメージセンサの各画素には、表面にセロファンのようなカラーフィルタが取り付けられていて、画素ごとにRGBを感じ取れるようになっています。
現在普及しているイメージセンサは、左図のような配列をしているものがほとんどで、このような配列をBayer(ベイヤー)配列と呼んでいます。
見て判るように、画素1つにつき1色しか取れないため、このRGBが並んだBayer配列から、色を正確に再現し、人間の目に見える画像にしなくてはなりません。その処理こそが「現像」処理です。